医療保険の基礎知識

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患者さんへ渡す物

薬剤の種類(ジェネリック医薬品)

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、特許が切れた医薬品(先発医薬品)について、他の製薬会社が同等の品質で製造・供給する医薬品の事です。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ品質を持ちながら、価格が安いことが大きな特徴です。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進について

国では後発医薬品の使用を促進するために、平成24年4月の保険改正で、処方せんに記載する薬剤名を「具体的な製品名」ではなく、「薬の一般名+剤型+含量」とした場合には保険点数を加算(一般名処方加算)できるように改正しました。
医療機関が処方せんに「薬の一般名+剤型+含量」 を記入した場合、調剤薬局では同じ有効成分で同等の効果のある薬剤を「先発医薬品・後発医薬品」という複数から選択し、患者さんに提示することができます。
患者さんが後発医薬品を選択すれば、薬の費用は安く抑えられることになります。
※ 医療機関側の判断で後発品を選ばないように調剤薬局に指定することもできます。

薬剤名と一般名+剤型+含量 の例

薬剤名での表記 「一般名 + 剤型 + 含量」での表記
ロキソニン錠 60mg ロキソプロフェンナトリウム水和物 + 錠 + 60mg
ポンタールカプセル 250mg メフェナム酸 + カプセル + 250mg
ケフラール細粒小児用 100mg セファクロル + 細粒 + 100mg
アフタゾロン口腔用軟膏 0.1% デキサメタゾン + 軟膏 + 1mg
イソジンガーグル液 7% ポビドンヨード + 液 + 70mg